これからの皆様のご発展に寄与できれば幸いでございます。
Mother
Earth
私たちの世界は新型コロナウイルス感染というかつてない暗雲に包まれました。
多くの人々が病に苦しみ、命を落とし、仕事を失い、収入が阻まれ、活躍の機会を奪われ、自由を制限されてきました。
けれどもその中でも懸命に医療に徹し、社会機能を支え、学びを継続させ、人々を勇気づけ、社会の維持と発展に向けて力を尽くしてきた人々の姿がありました。
人類が現代までかけぬける中で見失いかけていた本当に大切なもの、人として生きるうえで必要なものと
再度向き合い、出会いなおそうとする動きも生まれました。
ウイルス感染防止のために作ってきた環境やディスタンスに加えて、私たちそれぞれが孤立しないこと、
人間的なつながりを再構築するのが欠かせないことが確認されてきました。
今後は世界がかつてのパンデミック以前の状態にもどればよいということではありません。この期間にみえてきた様々な矛盾や不合理や課題の解決に挑み、新たなステージを創出していくことが必要であることがみえてきました。
私たちはこの母なる大地(マザー・アース)の上で、同じ空を戴き、同じ空気を吸い、生命のバトンをつないでいます。大きな大陸に住む人も、小さな島に生きる人も、海の底では同じ陸地を共有しつながっています。
未来に向けて私たちは手をつなぎ合い、
戸惑いよりも安心を 疑いよりも信頼を 孤独感よりも連帯感を
切なさよりも温もりを 哀しみよりも歓びを 絶望よりも希望を
孤立よりも共生を 攻撃よりも許しを 専横よりも分配を ・・・
創出していくちからがあることを信じたいと思います。
私たち一人ひとりが結びつき、お互いの信頼とぬくもりにより母なる地球を照らし、よろこびの歌を天空にこだまさせ、たしかな一歩を踏み出し続けるちからを持てることを祈念しましょう。
想いは遥か遠くをみつめて、実践は身の周りの小さなことから実現させて、来たるべき未来の姿を具体的に描きながら、それぞれの領域で行動し続けましょう。
21世紀を平和と人権・共生の世紀にして後世へと渡していくために―
(マザー・アース・アーティストラ)