2009年1月9日

動画サイトの問題点と解決方法 (3)

 以前、「動画サイトの問題点と解決方法」として、「検索」「アカウント」「価格」の問題をあげましたが、どうも、現実的ではなさそうです。

 まず、不正ではないかと思われる動画が、YouTubeに大量にあるのは、権利者の動画サイトに至れないからで、横断検索を強化するべきではないかと書きました。
 これについて、動画検索サイトで、例えば、テレビ番組や、テレビ局のアナウンサーを、検索すれば、テレビ局の公式動画サイトに至れるはずだと思うわけですが、「Google ビデオ」や他の動画検索サイトで検索しても、テレビ局の公式動画サイトは、検索結果に出てきさえしないようでした。
 なぜ、でしょうか。

 動画検索の仕組みについては、知りませんが、公式動画サイトを探したいときは、普通のWeb検索をした方がよさそうです。
 静止画の検索も、それほど、よく出来ているとは思えないわけですが、そもそも、最適な、静止画とか、動画の検索とは、難しいのではないかと思います。
 もっとも、普通のWeb検索も、当初は使いにくかったようなので、今後、改善していくことになるとは思いますが。

 当面は、テレビ局も、YouTubeに、チャンネルを設けて、そこから、自社サイトに導く方が、現実的ではないかと思います。

 例えば、テレビ局ではないですが、「ネットアニメチャンネル」というのがあります。
 「livedoorネットアニメ」が親サイトのようで、YouTubeで見ることもありますが、ここからのリンクで、「livedoorネットアニメ」で見ることの方が多いです。

 「TOKYO MX」というのもあります。
 テレビがあった頃(現在は、携帯電話のワンセグしかなく、見てません)、確か「TOKYO MX」は、チャンネル切り替えの途中、チラッと見るだけの存在だったかと思います。
 YouTubeで、見るようになって、たまに、Webサイトにも見に行くし、将来、テレビを持ったら、見るようになるだろうと思います。
 はじめは、テレビ局が、YouTubeで、ニュース配信して、意味があるのだろうかと思いましたが、キー局以外は、視聴者に存在を知ってもらうだけでも、大変だと思うので、よい方法のようです。

 「アカウント」について。
 オープンIDのようなものを普及させるのがよいのではないかと書きましたが、なんとなく書いてしまったのですが、オープンIDというのが、何なのか、今だに、よく分かりません。
 どこまで、ユーザー情報が共有され、問題が起きたとき、どこが責任を取ってくれるのか。
 ユーザー側からすると、なるべく、シームレスに、動画に辿り着いて、そのまま見れるのがよいわけですが、現実的には、やはり、ここでも、なるべく、一箇所に動画が集まっていた方がよいわけで、どこでもよいですが、結局は、YouTubeに集中してもらった方がよいのだろうと思います。

 三つ目、「価格」についてです。
 先日、あるアニメ番組を、YouTubeで、全話、見ました。
 もしかしたら、著作権を侵害をしている動画かもしれませんが、見る側には判断できません。
 分かるのは、アップロードした人と、テレビ局の著作権問題の担当者だけだと思います。
 アップロードした人は、テレビ局から、何らかの許諾を得ているのかもしれません。
 YouTube と テレビ局は、著作権対策を行っていると、考えられるので、改変もなく、そのまま、アップロードされているアニメ番組が、検知されず、削除対象から漏れるとは考えにくいです。
 ということは、やはり、テレビ局は、それを認めているのだと思います。

 しかし、公式サイトでは、有料配信されており、1話は無料、他22話分は、3234円もします。
 単品だと、1話分210円です。
 これって、どういうことなのでしょうか。

 そもそも、テレビ番組の視聴は、どうあるべきかということに、疑問を持ちます。
 公式サイトや、他の公式配信されているサイトでも、1話は無料というのが多いです。
 でも、一度、放送したものは、全話無料でもよいのではないでしょうか。
 改めて、Webでも、広告を付けてもよいのだし、せっかく作ったのに、見てもらえなければ、どうにもならないように思います。

 確かに、有料配信、DVDやブルーレイの販売により、お金を取って、見てもらえることもあるのかもしれませんが、有料配信、DVDやブルーレイで、充分に儲かる作品というのが、そんなにあるものだろうかとも思います。

 DVDやブルーレイは、一般的には、もう時代遅れです。
 音楽CDも、時代遅れで、買っても、ロスレスで、ファイル化したら、もう、使うことはありません。
 いちいち、ディスクの入れ替えなんてしたくないのです。
 有料配信も、期限がきたり、パソコン変えたら、見れなくなったり、そもそも、たいてい画質が悪いです。

 値段も、よく考えてみるとおかしいです。
 HD対応のレコーダーをもっていて、録画していれば、HD画像でいつでも無料で見れるのに、有料でも、HDで見れるのは、ブルーレイだけで、他は、画質も悪いのに、金も取る。
 どうして、こんな仕組みなのでしょうか。

 有料配信の料金は、おそらく、その料金が妥当だからついているわけではなくて、DVD等の販売価格やレンタル価格といった従来のものの価格を継承して、付けているだけのような気もします。
 コストは、パッケージの無い分安いはずだし、クオリティの面からは、本放送がHDならば、同等の価値は無いかもしれません。

 見る側からすると、権利者側の都合で、不便なのは、どうなのかと思うわけで、いっそのこと、月5000円くらいの課金で、広告も付けてよいので、いつでも、何でも、HDで、見れるような状態にしてもらいたいです。
 NHKの視聴料の何倍かで、その上、広告もあれば、充分ではないでしょうか。
 見放題なら見てもらえる作品も、個別に課金していては見てもらえないこともあるわけで、作ったかいもないのではないかと思います。
 その上で、「公式配信しているもの以外は、不正配信ですので、御連絡、御協力ください。」と注意書きを付けられれば、この動画と同じものは、不正なのかと誰でも分かります。

 月5000円だと、年間6万円。
 HDレコーダーと同じ値段だとして、3年で買い換えるとしたら、3倍の値段です。
 しかし、録画予約の必要はなく、全局、過去も含めて網羅して録画され、容量も無限大と考えれば、そう高くはなさそうです。

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